国立情報学研究所(NII)が提供するeduroam JP(エデュローム ジェイピー)の認証ネットワークに参加し、学術無線LANローミング基盤サービスであるeduroamに接続できるWiFiサービスを開始いたします。
eduroamとは大学などの高等教育機関や研究機関において、キャンパス・研究所の無線LAN環境の相互提供・利用を行うものです。
加盟している機関の構成員は、自身が所属する機関のアカウントで、他加盟機関で無線LANを使用することができます。
本サービスでは、無線LANを提供する市街地、店舗やホテル、会議施設等の施設で世界の大学生や研究機関の所属員が、IEEE802.1X認証という安全なユーザー認証で高いセキュリティでインターネットを利用することができるようになります。
また、各施設ではeduroamでのWiFi接続を導入することで、学会等のコンベンション誘致の環境づくりや、機関に所属する世界のユーザーに安全なWiFi接続を提供することができます。
株式会社ライフシードでは、eduroamを機関が導入する際のサポートや、会議施設やホテル、店舗、博物館などの施設へのeduroam接続を含めた安全な無線LANシステムなど、長野県の知の拠点づくりを後押しできるeduroamの提案をすすめてまいります。
■eduroamとは
大学などの高等教育機関や研究機関において、キャンパス・研究所の無線LAN環境の相互提供・利用を行うものである。
欧州のGÉANT Associationが開発された学術無線LANローミング基盤。日本国内においては国立情報学研究所が主体となり展開されている。
無線LAN環境はIEEE 802.1Xに基づいて提供されている。
加盟している機関の構成員は、自身が所属する機関のアカウントで、他加盟機関で無線LANを使用することが出来る。
これは、全加盟機関を含めたサーバ連携によって、通信を行う。
現在、大学・研究機関等で国内228機関(46都道府県)、世界約90か国(地域)がeduroamに参加するキャンパス無線LANのデファクト・スタンダード。
キャンパス外でのeduroam接続は、世界では空港や主要駅、市街地、博物館などの例がある。
国内では関東地域のカフェ、会議場、大型店舗等約130アクセスポイントが設置済み。
試験的に長野中央通りの弊社前にて8月よりeduroamを運用開始。8月20日時点で世界各国の大学・研究機関等のアカウントで約250接続があった。
出典:国立情報学研究所(NII)
■IEEE802.1Xとは
IEEE802.1Xは,不正なLAN接続を規制する機能です。
バックエンドに認証サーバがあり,認証サーバによる端末の認証が通過した上で,接続を許可します。
例えば、無線LANでは統一されたパスコードでの接続ではなくユーザーごとにID・パスワードで接続します。
これによりユーザー単位での管理が可能です。
企業の場合、退職者等のユーザーを削除することで、そのユーザーだけが会社の無線LANに接続することができなくなります。
■株式会社ライフシードについて
低コストでハイスペック、全ての機能を備えたネットワーク製品のRouterBoard(Mikrotik社:ラトビア)の販売・WiFiスポットなどネットワークソリューション開発、LINE WORKSなどクラウドサービス、どこでもオフィス・どこでもコールセンターの構築、AI・RPAなど、企業・地域の皆様の多様な働き方やコミュニケーションの向上、セキュリティの向上、省力化に繋がる新たな使えるツールをご提案しています。
昨年の事業所の移転とともに、ドローンやIoT製品、ロボットなどを展示体験、販売する「ミライ電機」を併設し、空撮事業もはじめました。地域のミライ化に少しでもお役立ちできるよう取り組んで参ります。